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| 0024−1坂田ケ池(さかたがいけ)補稿 |
| 坂田ケ池(さかたがいけ)Sakataga-ike. |
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| 千葉県成田市大竹 |
Special Feature |
坂田ケ池は成田市の総合公園となり、野鳥保護のため、 釣りは禁止されました。 |
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市の公園緑地課が、「森の遊び場」を造成工事中である (2001年03月26日竣工予定・施工:東邦建設)。また、 「滝の道」整備工事も併行して進められており(2001年03月 15日竣工予定・施工:東京製網)、既に整備済みの遊歩道・浮き橋・ 蓮池・梅林・等と連携したドングリ拾い・里山歩き・冬鳥観察の 良いエリアとなる見込みだ。 |
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坂田ケ池の水質汚濁防止対策として、流入水路に水質浄化施設が 設置された。 隣接の集落から排水される生活排水は、水路に設けられた沈殿槽と各種 ブロックの表面に付着する生物(専門的には生物膜)による接触酸化法 により、若干のBODと臭気が除去される仕組みだ。 巾1.2m、長さ102mの「お手軽な」水質浄化施設では、もとより完全 な浄化は望むべくもないが、無いよりは、気休めになる。 |
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栄養塩の流入による池の富栄養化対策も重要だが、最大の問題は難分解性 の物質(ABS等)である。それが池に住む魚に蓄積され、魚は鳥(カワ セミ・カワウ・サギ類)に食される。釣り糸は、1羽の鳥を仕留めることが あっても、池の水質のように全てを影響下にしているものではない。 釣り糸を無闇に捨てる釣り人のモラルは低い。同時に難分解性の物質を 多量に含む合成洗剤で洗濯し、シャンプーで洗髪し、その雑排水を池に垂れ 流す住民のモラルも低い。 本気で水を守る「ふるさと創生」を目指すなら、官は下水道や農村集落 排水処理設備導入を急ぐべきだ。その間、民は石鹸を多用すべきであろう。 |