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台風11号は、伊豆半島南端から東京湾へ進路をとり、2005年08月26日(金)04:30千葉市へ上陸後、
(よしさんの住む四街道市を通過し)成田市から、08:00頃には茨城県・鹿島灘へ進んだ。
26日(金)〜28日(日)の3日間予定されていた、JB(日本バスクラブ)主催バス釣り大会「TOP50」
の初日は既に中止決定されていた。
測候所の観測によると、亀山湖の降雨量は、25日(木)の60mmに加え、26日(金)00:00〜09:00
までに104mm、前日からの合計は164mmに達した。
特に未明の00:00〜07:00の102mmが効いたようで、前日現在2.0m減水であった亀山湖水位は、一気に満水(一時は0.5m増水)へと激変した。
この間、
★上流に位置する、おりきさわボートのレンタルボート「舫(もやい)」が、台風降雨激流で引きちぎられ、
流木と共に6隻がF.コテージつばきもと沖へ流され、別の8隻はさらに下流、のむらボートハウス沖まで流される。
★のむらボートハウス前から上流が流木で埋め尽くされ、航路がなくなる。
★F.コテージつばきもと桟橋の取付部が破損・水没し、桟橋へ渡れなくなる。
★トキタボートの小型モーターボートが水没する、
等の被害が発生していたことが、早朝に判明した。
いつものように、「オラホはデージョウブだけんが、オメラホは・・」
「デージョウブじゃネエヨ」と連絡網が飛び交い、流されたボートの回収・壊れた桟橋の一部切り離し撤去と暫定復旧・
湖面の流木を寄せて航路のキープと、各ボート店総出で順次作業にかかる。
大会出場のためF.コテージつばきもとに宿泊していた
JB下野正希プロも、桟橋暫定復旧のためロープを引っ張るなど協力頂き、広範囲に浮遊する流木の囲い込みには、
大会本部スタッフの皆さんも大挙して作業協力くださった。
![台風直後の惨状(亀山大橋下)](odl0098.jpg)
※現在は流下し、湖面はオープンです photo by nomuraboathouse.
【ビジター(選手)の驚き】
「流木を寄せて、航路をキープする作業にも、各ボート店が集まるんだぁ」
「えぇっ、他店の桟橋を応急修理するのに、亀山湖釣舟協会全店が駆けつけるのぉ」
「亀山湖じゃ、他店桟橋に河岸付けし、トイレも利用できるんだって」
「緊急時の互助マインドと、普段からすごい団結ぶりなんだねぇ」
【地元の驚き】
「うわっ、遠来の釣り人まで、率先して手伝ってくれたよ」
「これはこれは、大いに助かったな」
【亀山湖釣舟協会会長からお礼のメッセージ】
「自然の驚異を目の当たりにして、自発的にお手伝い頂いた、
JB・TOP50出場選手の皆さん、大会本部スタッフの皆さん、ボート店常連の皆さん、
本当にありがとう御座いました」
【君津市観光協会亀山支部長からお礼のメッセージ】
「最終日に開催されました、日本バスクラブ様主催:チャリティーオークションの収益金は当支部でお預かりし、
君津市社会福祉協議会へ寄付させて頂きました。ここに謹んでお礼申し上げます。」
台風一過、激動の湖水状況の中、2日間の短縮日程で5000g以上の釣果をあげた上位陣の存在は、
日本のトッププロここにありと心強く思う。
同時に成績だけでなく、全国から集まったトップカテゴリーの釣り人に、善意と励ましをもらった夏の日の、さわやかな思い出を、ありがとう。