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その昔、黒い加入電話の時代には、出かけたら、夜になり帰宅するまで
音信不通が当たり前だった。
卒業名簿を見るがよい、加入電話のない家には、「(呼)何番何某方」と、記載されているはずだ。
蛇足ながら、平成生まれの読者のために解説しておけば、
(呼)とは呼び出すことで、近所の加入電話のある家に電話して、目的の家の人を呼び出してもらう、そういうシステム(?)
があったのです(ここは完全に過去形で書かないとイケマセン)。
やや昔、ショルダーバッグほどもあって、ちょうどオープンリール式のテープレコーダーに匹敵する、大きな携帯電話が開発され、
驚くほど高価な設備費と1通話100円以上のランニング・コストの下に、
実用化された(そんなことを、よしさんがなぜ知っているかは不問としてほしい)。
あれよあれよと思っている間に、3ケ月ひと昔の世界に月日は流れ、
「もしもし」だけなら、100グラム級になり、設備費とランニング・コストの低下と並行して、
普及した。
また世界に月日は流れ、
「もしもし」だけでは商品として成立せず、別の流れであったPIM(個人情報管理端末 personal information manager)との複合化による「iモード」なる
新機能が補強された。
インターネットであり、電子メールである。
ここに至って携帯電話は、ケータイに変身した。
さらにさらに世界に月日は流れ、貪欲なケータイは、またも別の流れであったデジカメとの複合化による
「カメラ付きケータイ」へと大変身を遂げてきた。
もっと世界に月日は流れると、どうなって・・。
さて、「パブリック・パソコン in つばきもと」である。
2004年夏に開始された、君津市観光協会亀山支部の誘致運動が実り、亀山湖周辺にもNTT東日本によるADSLというインフラが導入整備された
ことは、ご同慶の至りである。
この好機に、インターネットに造詣を持つF.コテージつばきもとは、店内にパソコン・コーナーを設け、来店者に無料開放している。
パソコンを持参しなくても、
釣りに出かけた先で、パソコン(インターネット)が利用できるとは、なんとも嬉しいことではないか。
たとえば、ホームページの閲覧・チェックができる。
Yahooも、帰りの高速道路情報も、ウェザーチェックも、自由自在というわけだ。
たとえば、電子メール・チェックができる。
ブラウザー利用(HTML形式)という制限はあるものの、Yahooメールを始めとする無料電子メールの多くが使用できる。
もちろん、送信も受信も
(メールソフト利用の電子メールは、利用のつどメーラー設定をする都合上、ご自身で設定と解除のできる方のみ利用可)。
そうなると、釣りの道具準備リストに、パスワードとID、相手先アドレスを追加しておく時代の到来だね。
先へ先へと進む姿勢と、先進のインフラ無料開放。
このサービスは、ありがたい。
これからは、ランチタイムの上陸でも、気軽にインターネットできるし、
宿泊して釣りをしても、夜22:00までなら、店内のパソコン・コーナーが
世界と自分をむすぶホット・スポットになる。