ゴミは、すぐ拾う Garbage is gathered immediately.

ODL・ト−ク Outdoor Life Talk

今回のテ−マ
ゴミは、すぐ拾う
Garbage is gathered immediately.
[整理番号:0049]

水辺で見かけるゴミの代表

ビン類。缶類。PETボトル類。買い物袋(ポリエチレン製)。時として、発泡スチロ−ル。はたまた、捨てられたワ−ムや、グラブ。素材は酢酸ビニ−ル、縮めて「酢ビ」。

駐車場・桟橋付近・湖面で発見したなら、直ちに回収する。そう、ゴミ拾いです。お互いに気持ち良く、安全に(フックが履き物を貫いて危険がないよう)釣りを楽しめるよう、注意するのはあたりまえのことだ。眼に見えるゴミはすぐ拾うのが鉄則。

ゴミは沈んでしまえば、回収は容易でない。事実上回収不可能に近い。特にビン類・PETボトル類と買い物袋(ポリエチレン製)、そしてワ−ムや、グラブ類。またライン。これらは水底で腐食したり、微生物による分解を受けることがない。つまり消滅せず、留まっているのだ。デプスファインダ−を駆使して、やっと探したリバ−チャンネルを重めのラバ−ジグで攻めているとしよう。先ほどから、コツッ、コツッ、とした感触はあっても、バイトにまで至らない。水中では何のことはない、ボトムに転がったビンにラバ−ジグが接触しているだけという有り様。そんな悲劇はゴメン蒙りたい。

ゴミ拾い? 当然ダネ

悲しいこと

河口湖に面した、山梨県河口湖町・勝山村・足和田村の議会が2月20日に可決した、「遊魚税条例」は今夏7月から施行と聞くが、これは法的義務に立脚した判断である。別の表現を使うなら、訪れる釣り人のマナ−やモラルには期待できないから、強制的に税として徴収するのだ、という論法になる。

つまり任意で自主的であるか、強制で法的義務であるかの相違。それは自分で自分を律することができるか、他人(自治体・法律・条例)から言われないとできないのかの違い。

漁協が入漁料に200円を上乗せして徴収する(高校生以上の釣り人)とされ、年間約4000万円の税収が見込まれている(年間延べ20万人と想定)。

捻出された財源は、湖畔の環境整備に充てられる(駐車場やトイレの整備・湖畔の清掃を河口湖治水組合に委託)という。

財源があれば湖畔がきれいになって良いなどと、ノ−テンキなことは言うまい。

美しい亀山湖が好きです

自己責任

河口湖のように、どいつもこいつも(アマチュアもバスプロも)マナ−やモラルのない釣り人だと、地元住民(=議会)に画一的に決め付けられ(負の認定)、環境整備費用(=ゴミ清掃もふくまれる)を強制負担させられるのは、同じ釣り人として、全く情けない。

そんな事態を招来せぬよう、水辺・湖面のゴミは、釣り人が率先して拾うのが、当然だ。亀山湖は自分の庭(ホ−ムグランド)だし、我等は自分で自分を律することができる、一丁前の社会人(大人=たいじん)であって、そこらのハナタレ小僧とは明確に違うというプライドを持っている。そうでなければ個人の沽券にかかわる。まして所属の釣りクラブがあろうものなら、クラブの名折れだ。

亀山湖周辺では、地区の子供会(児童)や住民が、日を決め環境美化(ゴミ拾い)に以前から取り組んでいる。脚光を浴びることもなく、黙々と続けられている。なぜ。

身構えてから呼吸をする人は、いないだろう。ゴミも「さぁ拾うぞ」と身構えることなく、いつでも自然体で回収する習慣を持ちたいものだ。

美しい夢の舞台、愛して止まない世界の亀山湖よ、永遠なれ。

リリ−スすれば・・・
タックルボックスに、大袋(ポリエチレン製だと焼却しても有害な塩素ガスが発生しません)を
1枚忍ばせておくと、ゴミ回収や雨天の荷物カバ−として便利です
(但し、風で飛ばされると「ゴミ」になりますので要注意)。
Updated.2001年03月01日発表
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