例えば、亀山湖のボート店では、パソコン+電子メール+デジタルカメラを用いたネットワークを構築、亀山から世界に向けインターネットで情報を発信しています。ひとつの釣り場を網羅した、レンタルボート店のネットワークとしては、よしさんの知る限り国内初の快挙です。亀山が育てた先代と現職経営陣の、先進の気鋭が結実した身近な好例といえます。
亀山における、よしさんの仕事は、釣り人・観光客への情報発信のお手伝い。夢売り人です。
亀山湖で釣られた大魚と釣り人の2ショット写真は、直ちにインターネットの電子メールで、よしさんに送付されます。よしさんは亀山湖を中心としたホーム・ページ「ザ・レイクチャンプ」へ当日中に写真を掲載。視聴者は常に最新の情報を、自宅にいながら(パソコン画面で)得られる仕掛けです。
1年365日、よしさんに休みはありません。おびただしい蔵書とお気に入りの音楽、正副2台のパソコンと3回線の電話に囲まれた、書斎にいる時間はもとより、ノートパソコンと携帯電話2回線だけを携えた、地方都市のホテル泊であっても、電子メールのチェックは欠かせません。
もうひとつの身近な好例を挙げましょう。
インターネット上の情報を手元(自宅・学校等)のパソコンで検索して見ます。「亀山湖」というキーワードを入力し、該当するホームページを探せば、あ〜ら不思議、一網打尽で一瞬のうちに関連するホームページが表示されます。つぎつぎに主要なものを見て行けば、内容は深浅種種雑多であることが判ります。中に光るものが、ひとつふたつ。こうして亀山中学校大御先生が「ザ・レイクチャンプ」を発見し、面識のない、よしさんに口説きの電子メールでアプローチ、原稿を依頼されました。地元・亀山にいて、日本中・世界中を対象に、そういう手法と出合いが可能になるのも、インターネット環境あらばこそです。よしさんは、大阪へ向かう新幹線ひかり号車中で、先生からの原稿依頼を受け取りましたし、この原稿は札幌・八戸・神戸のホテルで書き続けています。そんな生活が可能になるのも、パソコンとインターネットが普及しているからに、他なりません。
夢売り人は、ご質問・ご相談にもお応えしています。地域・職域・出身校を超えた、意外な方(個人・団体)からのコンタクトは嬉しいものです。例えば農業水利関係者からのご声援。例えば湖沼関係学術団体からの写真借用依頼。例えば出版社からの原稿依頼(これが一番嬉しいかナ)。さらに検索会社からの掲載許可申請。もちろん釣り人からのご質問もあって、双方向性のコミュニケーションが手軽にできることは、ありがたいものです。