先ず、設計で楽しみます。「反物」の巾は一定、長さはフリ−。
「反物」の巾には事実上使用できない部分(ケラレ代)があるのも特徴。
タ−プは概ね長方形、長辺方向のピ−スを何枚か縫い合わせて、
短辺の巾を稼いでゆくのが基本だ。布には自重があり、「面」であっても、
折り紙のように平面は保てない。雨なら、さながら氷嚢のように垂れ下がる
ことになる。
それを防止するにはカットの形状の工夫と、テンションの掛け方がキモ。
4辺が直線ではNG。特に短辺は全体が長方形の内部側に湾曲することが肝要。
ポ−ルと、ペグを留める10ケ所のハトメの位置は、悩んで決めよう。
ポリエステル100%で迷彩色の「反物」を購入。
設計図を見ながら部屋に広げて、実寸でマ−キングし、カット。
家庭用ミシンは、フトコロが狭く、どのピ−スとどのピ−スを1番に縫い合わ
せるかが、勝負どころです。作業手順を決めておけば楽だ。
縫いあがったら、ハトメ孔のポンチ打ちと、ハトメの取附。
快晴の日に、事前に下見しておいた場所で、屋外にタ−プを張った状態
で、防水液を充分に塗り、乾燥させます。
脚立は必携。縫い目は特に念入りに作業しよう。