バック・ウォ−タ− Back water.

ODL・ト−ク Outdoor Life Talk

今回のテ−マ
バック・ウォ−タ−
Back water.
[整理番号:0043]

バック・ウォ−タ−。よどみ・停滞。今回は、ダム湖へ河川が流入する所。

本流とか支流の大きなインレット(流入部)の意味に使用します。

減水すると釣果は、伸び悩む傾向にある。それはなぜだろう。

魚は水深5〜6mより、浅いレンジで釣られることが多い。

そのレンジに「お気に入り」が集中しているからです。

魚の付く場所=つき場が失われる、「お気に入り」の安住の地を追われ、

止む無く居る場所だから、難儀しているのです。

水温躍層のある深い湖水(亀山湖も該当します)では、夏季は表層の高水温と、

ボトムの低DO(溶存酸素)が障害になります(この辺の詳細は、会員登録頂き、

デ−タ・ブックをご覧下さい)。

水面が下がると、表層の高水温の下は、すぐボトムであったりします。

居場所がない、又は魚が怖がってしまうのです。

不伝の伝

亀山湖で6mの減水なら、バック・ウォ−タ−の位置は、小櫃川本流筋で

「折木沢橋」付近。

笹川筋では「ドンドン」と「小月橋」の中間。

猪の川筋なら「川口」と「鳳将正木」の中間でしょう。

バック・ウォ−タ−へ河川の流れ込む正面を避け(そこは魚のいる場所です)、

左右のいずれかの岸際に、ボ−トポジションを決めよう。

水深は30〜50cmと浅くても、結構。

(浅すぎて)エレキ(電動船外機)は無効だから、舟を適当な立ち木に舫い

(又はオ−ルを突き刺して杭に利用)、固定します。

そこで釣り方。

ルア−は、ポッパ−、ペンシルベイト、潜らないシャッド等。

ストラクチャ−の向こう側にキャストしたら、セオリ−通りの、リトリ−ブ

(引き方・アクションのさせ方)で良ろしい。

ポッパ−は、着水後1〜2度、スプラッシュ(飛沫を上げ)させ、

存在をアピ−ル。

ポッ・ポッ・ポッ・っと引いて、1回休み(ポ−ズ=食いつくチャンスを与える)。

これを、手元迄繰り返し。

ポップRは、ポップ音が高過ぎるョ

ペンシルベイトは、ウォ−キング・ザ・ドック(ジグザグに前進)&ポ−ズ。

垂直に立つ姿勢のものは、超浅場には不適(ボトムに後ろのフックが着いてしまうので)。

なるべく水平な姿勢のペンシルを使おう。

潜らないシャッド。例えばラパラSSR。こいつは、チョン・チョンとトゥイッチ。

ロ−リングして腹など見せれば、「ガバッ」と・・。

どうです、元気が出て来ましたか。

結論。急激な大減水では、バック・ウォ−タ−が美味しい。お試し下さい。

リリ−スすれば・・・
Updated.2000年09月01日発表
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