季節の暦は、たくさんある。
一般社会なら、標準は太陽暦(つまり月日)。
自然と暮らす農業なら、二十四節気と七十二候も重要。
それぞれの目的に合った暦を使うことで、効率は高まる。
本来なら、魚釣りには、「水中季節暦」を使用したい。国内汎用の「水中季節暦」を睨んで、概要を把握する。次に、水場ごとの例えば「2000年・水中季節暦・亀山湖編」を参照する。そして「週末の14日なら、50アップが釣れる確率が85%」であることを知る、という具合に。
とても残念だが、そんなに便利な「水中季節暦」は、まだない(将来も無理だろう)。
たいていは考えなしで、季節の暦にも、月日を採用してしまう。けれど、魚は月日で生きているハズはない。
そこで、もう少し自然界に傾斜した、別の基準はなかろうかと考えて見る。すると、「生物季節」があることに、気がつくだろう。