例えば、自作ルア− Lure of one's own made, for example.

ODL・ト−ク Outdoor Life Talk

今回のテ−マ
例えば、自作ルア−
Lure of one's own made, for example.
[整理番号:0038]

ルア−は、大量に製作・販売・消費されてこそ、廉価な単価が保てる商品です。それは一般の工業製品全体にも、言えることです。

良く宣伝されて、全国津々浦浦のショップに在庫され、販売されているルア−ほど、釣り場では多くの釣り人が多用します。

一方、老獪な大魚が、数多くキャストされるルア−を無視するであろう確率は、かなり高いものと考えられます。

そこで今回は、大魚を釣るための工夫。自作ルア−の話をしましょう。

心よ、伝われ

先ずは、ソフトルア−の料理法。全て自作と言うのは、まあ無理でしょう。原材料の調達(酢酸ビニ−ル等のパウダ−、またはペレット)段階で、つまずいてしまいます。ここは「改造」で行きましょう。

その1。同一ワ−ム2本を用意します。1本目のワ−ムの後半をカッタ−ナイフでカット(大根の輪切り風に)します。カツトした部分の直径に注目。2本目のワ−ムを、1本目のワ−ムの後半に接着します。ワ−ムの端部分をライタ−であぶり、溶けたらサッと付ければ完成。簡単です。*この作業は、お子様はご遠慮下さい*

問題は、何と何をつなぐのかです。4インチ・ワ−ムなら、前半3インチ+後半4インチ=7インチ・ワ−ムが完成。大きいワ−ムには、大きい魚が食いつくのだ(ウヒヒ)、とか。前半シンキング+後半フロ−ティング=尻尾アップ・ワ−ムが完成。ジグヘッド・リグで使えば、湖底でシッポが立つから・・(これまたウヒヒ)、とか。アイデア次第。世界でひとつ、自分だけのルア−が、お手軽に準備できます。

こんなん、いかが

続いてハ−ドルア−の料理法。これも「改造」から入門しましょう。

その2。古くなり、飽きてしまったプラグをペイントしましょう。お好みの色のタッチアップ・ペイントを数種類用意します(黒・黄・赤は基本色で必需品?)。メタリックカラ−や青ラメ、赤ラメ入り塗装も、簡単。コツは、乾燥してから、別の色を塗ること。同一プラグでも、何色にヒットが多いかテストして見よう(フフッ)、とか。ソリッド・カラ−と、縞模様では、反応がどう違うのか(フフフッ)、とか。

その3。プラグのお腹に、ヘア−・ドライア−を大接近させて、軟化させます。プラグは左右の貼り合わせなので、お腹は縦に開きます。隙間から小粒のスプリット・ショットを詰め込み、硬化しないうちに整形して閉じます。どうしても完全に閉じない場合は、グル−(一種の充填材)を割れ目に塗り込みます。市販されていないミノ−であってバイブレ−ション(ムフフ)、とか。*この作業は、お子様はご遠慮下さい*

もちろん、自作にもっとハマリタイ人には、100%ハンド・メイドの世界もありますが、ここでは割愛させて頂きます。

ならこれで、どうでっしゃろ

魚は確かにいる。けれど尋常なことでは、食いついてくれない、と嘆く少年達に。フィッシング・プレッシャ−の高い亀山湖でも、「結果」を出したい、とお思いの貴兄に。

アピ−ル度は、日本と世界に大量にバラ撒かれたルア−より、手を加え、泳ぎが少しギコチないルア−、やや音が違うルア−の方が高いと、良い方向へ拡大解釈しつつ、それではやって見ようと、作業されるのは、もちろん結構。

けれど、よしさんの提案は工作の具体的手順では、ありません。魚を釣るには、何をどのように、考えたら良いのか。それが重要だと伝えたいのです。

ともあれ、釣りに行く前から楽しめる自作ルア−。一度、お試しあれ。

リリ−スすれば・・・
Updated.2000年03月01日発表
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