初釣り First fishing of the new year.
ODL・ト−ク Outdoor Life Talk
今回のテ−マ
初釣り
First fishing of the new year.
[整理番号:0025]

早朝は西の月に、笠が掛かる。

どうやら天候は、崩れるらしい。それも結構。

「崩れる前が、釣れるのだ」などと良い方に解釈しつつ、新年3日、

ボ−ト店への年始挨拶回りと、「ザ・レイクチャンプ」の取材、

欲張って初釣りも兼ねた、亀山湖への出陣。

よしさんの初釣りは、湖上の各ポイントへ奉献酒(ワンカップ大関)

の献上に始まる。

「今年もお世話になります」 「よい釣りができますように!」と、

願いを込める。

いつの頃からか、そんな儀式をしてきた。

ロッドなど持つのは、もっと後のこと。

BIG FISHのパラダイス

よしさんは、15:30頃ホテル下で、本日の4尾目と5尾目の

BASSを、相次いでリリ−ス。

定刻16:00(ボ−ト終了時刻)が迫っている。

F.C.つばきもとへは、ホテル下から、トロ−リングしつつ

帰ることにする。

右舷からスピニング・タックルに、10lbのフロロ・ラインを

20m出し、ミノ−を泳がせる。

前進1速の超スロ−だ。

亀山湖が好き

亀山大橋右岸に、舟が2捜いたこともあり、最短ル−トの左岸に

進路を取る。

のむらボ−ト桟橋横を進行。

ルア−が亀山大橋左岸と橋脚の間を抜けた、と思った瞬間、

手にしていたロッドが「グン」と曲がる。

「きた!」

左手で即座に合わせ、右手でスピ−ドを、ゼロに落とす。

モンスタ−・レインボ−トラウトであることは、わかっていたので、

右舷に宙腰の右膝をつけて、体の安定を取る。

慎重に寄せると、左に、右に、舟の下へと、また潜る。

ルア−をよく見ると、ミノ−の尾のトリプル・フックが

レインボ−トラウトの口の左端に刺さっている。

しかし、ルア−の腹のダブル・フックは、掛かっておらず遊んでいる。

フックは、両方共に前夜交換しておいたが、片方が外れていると、

どうしても不安がある。

ギャラリ−の視線が、集まっている。

やっと横たわるが、口の中に指は入れられない(歯がスゴイ!)。

ネオプレン・ゴム製グロ−ブ(3指レス)の手で、鰓に右人さし指を

入れ、親指を口中にして、ハンド・ランディング。

舟に上げ、コンベックスを当てると、自己記録を一挙に19cmも

更新の、60.0cm。

よっしゃァ〜!

あなたも、きっと釣れます

この間、約5分。

時刻は、15:40。

舟底に右膝をつき、レインボ−トラウトを右手で水中に

ホ−ルドしつつ、左手で操船し、のむらボ−トハウス桟橋へ向かう。

桟橋で、ポラロイド(のむらに掲示)と、よしさんのデジカメで

撮影し、F.C.つばきもとへ5速全開で戻る。

奉献酒が効奏したのか、モンスタ−・レインボ−トラウトを

キャッチでき、ベリ−グッドな新春のスタ−トを飾りました。

復路、見事な満月が、東に昇る。

月にお祝いを言われたようで、思わず微笑んでいる、よしさんでした。

リリ−スすれば・・・

【もっと】当日のドキュメントは、これでオシマイです。
どうして、よしさんは亀山大橋をねらったのか? なぜトロ−リングなのか?
「なぜ」を追求する熱心な釣り人は、デ−タ・ブックのまるみえNo.0050
「亀山大橋の秘密」をご覧下さい。

1999年02月01日発表
http://www.mmjp.or.jp/lake-champ
レインボ−なら、亀山湖です