BASSは、どこにいるのか(1)前編 BASS is it (1) first part where it is.
ODL・ト−ク Outdoor Life Talk
今回のテ−マ
BASSは、どこにいるのか(1)前編
BASS is it (1) first part where it is.
(亀山湖50〜60cm級リリ−スの戦術シリ−ズ)
[整理番号:0011]

今月は、ゲレンデにも行かず、ひたすらウインタ−・バッシングに、ハマっている

皆さんに、ボ−ナスを差し上げましょう!

亀山湖のBASSは、どこにいるのか。この際、30〜40cmの中小型はおく。

いきなり核心の話デス。

大型・記録魚級のいる場所が解れば、ゲ−ムはかなり有利な展開が望めよう。

春は浅場、夏は日陰、秋はいたる所で、冬は深場だと言われても、相手は生き物。

春は浅場で数ケ月も、24時間営業しているはずもない。

「楽しみが多く、究極の探し方は自分で探すことだ」と言ってしまえば、ニベもない。

そこで、探し方の基本として、次の方法を提案したい。

条件としては、
  1. (人に対して)安全であり
  2. 餌の捕食が容易で
  3. 生息環境の良い所(DO・BOD・PH,水温,日蔭,カバ−)となる。

再  見

条件は、BよりAが優先し、Aより@が優先する。

そこで、@の条件だけでポイントを絞れば、次の通りとなる。

C水中に隠れていて、減水時にも釣り人に発見されない、ストラクチャ−

D釣り人が一瞥し、キャストしようと思わない所

(ここはパスしようと10人中、10人が考える場所)、
となる。

まず、C「水中に隠れていて、減水時にも釣り人に発見されない、ストラクチャ−」

について検討を進めよう。

湖底図があれば、どこに水中の尾根が伸びていて、どこがリバ−チャンネル

なのかが、容易に理解できる。

有料(無償ならもっと嬉しい)でも、そういうものが本当のサ−ビスと呼べるものだ。

ボ−ト店を10回利用したら1回は無料で利用できるとか、利用者に缶ジュ−スを

1本提供することなどは、真のサ−ビスとは思えない。

残念ながら亀山湖では、提供される湖底図はない。

けれど、そのストラクチャ−がどこであるかの、推定または特定は、

次の方法で可能となる。

aダム完成以前の、空中写真の実体視により発見

bダム完成以前の、地形図による推定

1/50,0001/25,000地形図・または自治体作成の大縮尺地形図)

c水中カメラ・デプスファインダ−による発見

dダム工事記録写真集等による発見 となる。

この方法を投資費用から見ると、安価な順に、d→b→a→cとなるだろう。

dは、公刊物か未刊か。公刊なら購入が可能か、非売品か。閲覧や複写は可能か。

発行者と所蔵者は誰か等、未知の要素が多い。

だから、dは見送って、b及びaではどうか。

bは、古い地形図を入手(コピ−でも目的は達成できるが)する必要がある。

これがやや困難。

aは、それなりの費用さえ負担すれば、地方新聞社・林野庁・国土地理院等で、

モノクロからカラ−の別、引き伸ばしサイズ毎、撮影年度毎に購入可能である。

立体画面(3D)で見るには、隣接の重複した2葉のプリントが必要で、実体鏡も

あれば便利だ。

食いつくか、 見送るか、 それが問題だ


a及びbの最大の問題点は、亀山湖の貯水開始日の撮影・作図ではない点にある。

釣りで言うストラクチャ−は、立木一本・岩ひとつ・切株ひとつを指すのであって、

貯水開始日の直前に、立木が切り倒された可能性もあり、情報の質としてはB級である。

さらに、貯水開始日から釣行日までの間に、流入河川の運搬堆積作用や、

崖崩れ等による変化もあり、コストと、そのパフォ−マンスにおいて、

いまひとつの域を出ない。

ならば、cは、どうか。

投資費用は、最大となる(約4〜5万円から20万円越程度か)。

特色は釣行日当日の、情報がリアルタイムに得られる事である。

情報の質は、A級である。

Cの「水中に隠れていて、減水時にも釣り人に発見されない、ストラクチャ−」を発見

するための結論は、cの「水中カメラ・デプスファインダ−による発見」が最適と言える。

逆説を紹介するならば、Cの「水中に隠れていて、減水時にも釣り人に発見されない、

ストラクチャ−」を発見(または推定)したいが、投資費用を少額にとどめたい場合は、

cよりa、aよりb、bよりdを入手し、想像力を総動員して検討し、釣行を重ねて、

反復検証する方法がある。

冬の亀山湖は、BIG FISHのパラダイス

次にDの、「釣り人が一瞥し、キャストしようと思わない所(ここはパスしようと

10人中、10人が考える場所)」について、検討してみよう。

その場所もまた、BASSにとって(多くの危険を逃れてきた、記録魚であれば尚のこと)、

釣り人からのアプロ−チのない、安全な場所と言える。

Dの、「釣り人が一瞥し、キャストしようと思わない所(ここはパスしようと10人中、

10人が考える場所)」特色は、釣り人に釣行日前の準備(または予習とか、

プラクティスともいうべきか)がなくても、ある程度判断が可能な点である。

それは、どこか。(オッと、そんなに、急ぎなさるな)

大別すると、次の2CASEとなる。

〈イ〉 見える所に、変化がない(水面上は当然、水面下でも1〜2mまでに)

〈ロ〉ストラクチャ−は見えるが、キャストが出来ない

(または取込みが出来そうもない)となる。

ここで注目すべき点は、

Cの「水中に隠れていて、減水時にも釣り人に発見されない、ストラクチャ−」

を探すよりも、

Dの「釣り人が一瞥し、キャストしようと思わない所(ここはパスしようと10人中、

10人が考える場所)」を探すことの方が、はるかに簡単であるという事実だ。

いかがでしたか、今回のボ−ナス?

続編は、次回・新春に検討してみよう。

リリ−スすれば・・・
Updated.1997年12月01日発表
http://www.mmjp.or.jp/lake-champ 後編も見てネ Copyright by yoshisan