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| 0076 |
| 原田池(はらだいけ)Haradaike-Pond. |
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| 千葉県千葉市若葉区富田町983−1 |
1地形図 | 千葉東部3479, |
分 類 | ため池(潅漑用) |
別 称 | なし |
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JR外房線誉田駅より、北東約7km。 千葉東金道路高田ICを出て、北上。 国道126号(東金街道)"泉公園入口"信号(T字) を左折西進。 "宮田"信号(右ト)を右折北上。 1500m先の"富田入口"信号を右折東進。 1400m先の丘の上。左に駐車場がある。 |
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| 13,200m2(よしさん推定) |
| 2m |
| 約26,000m3 |
| 不詳 |
| 不詳 |
生息確認年月 | 2001(平成13)年03月10日未確認 |
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貸しボート・売店なし。水洗トイレは場内に新設された。 |
Special Feature | 牧場の中に位置する。 |
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谷津の奥、幅20〜40m・長さ440m、北に開いたV字型の池。 水面はオープン。水色は茶褐色で、かなり富栄養化している模様。 ボトムは土と泥。 足元と水面とは30〜50cm程度の落差がある。 下総台地の湧き水が水源であり、インレット(流入部)は、北の2ケ所 と東の1ケ所にある。 鯉とBASSが棲息しているとの古い情報もあるが、よしさんは未確認。 棲息魚種は不明。南岸から北岸へと橋が掛かる。 |
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水面に枝が張り出しているから、釣りづらいだろう。 残念だが、現在は釣り禁止である。 一帯は、銃猟禁止区域に指定されている。 |
History | 千葉市乳牛育成牧場(電話043-228-6282)は「徳川家康が、東金 |
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での鷹狩りのために造らせた」と伝わる御成街道沿いにある。 総面積17haの敷地に、牛舎・牧草地と原田池が散在。 午前中は放牧中の仔牛(ホルスタイン種)も見られる(この間、 牛舎を掃除するため)。 原田池の護岸はコンクリート壁に石貼りで整備され、越流口の 開口部は危険防止のため、グレーチング仕上げにされた (落葉の季節には目詰まりせぬよう、管理も大変だろう)。 流末は南流し、鹿島川(流路延長29.0km,流域面積155.3km2) に合す。鹿島川は北流し、印旛沼に入り、利根川を経て太平洋へ注ぐ。 池には、段差のない遊歩道も整備され、乳母車を押しての 一周もできる。流出口の近傍に弁財天が奉られている。 |
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春は池畔の桜が、樹齢もあって見事。 乳牛育成牧場の開館時間は、08:30〜17:00(年中無休・入園無料)。 無料駐車場は、正門前にある(約20台)。 |
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同名の原田池は、兵庫県加東郡社町や、静岡県掛川市にもある。 古原田池(ふらんだいけ)なら、山口県宇部市にあって、 いずれも釣り場である。 |
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御成街道の東隣に、「おなりみるく工房」(千葉酪農農業協同組合 直売店:電話043-228-5221:日祭日も営業:10:00〜)があって、 手作りアイスクリームがおいしい。 6種類の味があるが、よしさんのおすすめは「白ごま」。 ライブウェルがあれば、手作りアイスクリームを仕入れて 帰れる(ドライアイスあり)。 同所では、地元で生産された新鮮な野菜も購入できるから、 雄蛇ケ池の帰りにでも、家族サ−ビスするには好都合だ。 御成街道の2.4km西には、「御茶屋御殿跡」がある。 家康は1615(元和元)年11月17日、この街道を通っている。 徳川家康・秀忠・家光の東金お成りについては、本保弘文の 『調査研究房総の東照宮』『東金御成街道史跡散歩』に詳しい。 |
Reference Books. | ||
○千葉県統計年鑑(昭和42) | 1968(昭和43)年03月25日 | |
千葉県企画部統計課 | ||
○街道往来 鈴木 勝 | 1973(昭和48)年09月01日 | |
千葉日報社 | ||
○調査研究房総の東照宮 本保弘文 | 1998(平成10)年11月15日 | |
暁印書館 | ||
○東金御成街道史跡散歩 本保弘文 | 2000(平成12)年12月20日 | |
暁印書館 |