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| 0075 |
| 大百池(おおどいけ)Odoike-Pond. |
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| 千葉県千葉市中央区南生実(みなみおゆみ)町 |
1地形図 | 蘇我3932, |
分 類 | 都市公園の池(旧溜池) |
別 称 | なし |
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千葉急行電鉄学園前駅より、南へ約500m。 京葉道路を下り、蘇我ICを出て、( 側線ではなく) 一般道に向かう。 信号を左折東進、350m先の信号を右折南下。 400m先の" 下宿" バス停の信号 (右ト )は直進。 次のコンビニの信号( 左トに見える) も直進。 用水路沿いを道なり、1.2km先の信号を左折東進。 500m先( 信号なし・千葉急行電鉄高架の手前200m )を左折。 |
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| 20,000m2 |
| 0.5m |
| 約10,000m2 |
| 不詳 |
| 原型は1652(慶安5)年以前 現状は1997(平成9)年3月 |
生息確認年月 | 2001(平成13)年02月11日未確認 |
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貸しボート・売店なし。 水洗トイレ・駐車場(無料)・子供遊具広場あり。大百池公園は入園無料。 |
Special Feature | 浅い池に、蒲・葦が茂る。 |
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大百池は、都市公園の池になってしまった。 釣り禁止の看板が立てられ、護岸は割栗石の沈床に変更された。 以前は、水面のほとんどが菱藻に覆われ、ブルーギルが生息、 コサギが舞っていたが、今は魚類も見かけない。 池の周囲は整備され、管理者(千葉市南部公園緑地事務所・ 電話 043-294-2884)によって公園ル−ル(禁止事項)が適用されている。 曰く、池に入ったり、 釣りをすること。植物採取と鳥の捕獲。野球・ゴルフ等の危険な遊び。 煮炊き・バーベキュー・焚き火。 水色は、ややマッディー。ボトムは泥。足場は良い。 冬季は全面結氷することがある。 |
History | 音の「おおど」の起源は、 |
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古代に麻績(おみ)氏により開発され、麻布の生産のため、 池で布をさらしたことから麻潤 (おほど)の名がついたと伝わる。一方、古語で「おほと」は大門と表記され、「と」は水流の 出入りするところ(海峡)とされている。 万葉の頃、潮汐により海水が出入りしていた名残かも知れないと 考えると、また興味深い地名である。 慶安5( 1652)年の、年貢割付状に大百池村と見え(千葉市史)古くから南生実の耕地900石の潅漑用水の、溜池とされてきた。 |
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現在は、大規模住宅団地「おゆみ野」の中心的な公園緑地として 「人と自然の豊かなふれあいの場」となることを願って、 平成9(1997)年3月、 面積約10.7ha(池側4.2ha+山側6.5ha)の 大百池公園が完成した。 同時に、池の周囲等にソメイヨシノ他が、330本植樹され、 池の南端にあった馬頭観音堂(昭和55年4月建立)は、 大百池に面した広照寺の一角へ移設された。 大百池の水源は約2km上流の泉谷公園にあり、流末は 村田川から東京湾へと注ぐ。 |
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大百池の北西500m(千葉市中央区南生実町)に、千葉市埋蔵 文化財調査センター(電話043-266-5433/月曜・祝日・年末年始 休館 )がある。宅地造成や公共事業の増大に伴い、遺跡発掘調査も増え、 その調査記録が膨大になったため、出土品と共に保存活用を 図るため開設されたもので、出土遺物が展示公開されている。 |
Reference Books. | ||
○千葉県統計年鑑(昭和42) | 1968(昭和43)年03月25日 | |
千葉県企画部統計課 | ||
○古語辞典 佐伯梅友他編 | 1979(昭和54)年03月30日第1刷 | |
講談社学術文庫 株式会社講談社 | ||
○行こう さぐろう 緑と水辺 | 1988(昭和63)年03月31日第1刷 | |
千葉市自然研究会 千葉市 | ||
○ちば市政だより | 2000(平成12)年05月01日 | |
千葉市 |