国道２９７号線(大多喜街道)を下り、勝浦市の新戸小学校の信号を過ぎ、

玉前神社の先(左ト)を左折。

県道上布施･勝浦線に入り、六子坂トンネルを抜けて下り、Ｙ字路を左。

入り口にゲートがあり、車両は進入できない。

御宿町上水道事業として、町が1976(昭和51)年建設に着工。

堤高２３．４５ｍ、堤頂長１５１．０ｍ、有効貯水量５７９，０００ｍ^３の、

アース式ダムである。湖岸一周の管理道路がある。

流末は、上落合川(流路延長25.0km,流域面積47.1k�u)に入り、

夷隅川(流路延長67.5km,流域面積299.4k�u)へ合流する。

御宿町に、鎌田堰(上布施)･鳥打戸堰(高山田)等がある。

１９４９（昭和２４）年再刊の『釣魚手帖』では夷隅川の魚類に、ボラ・

ウナギ・ドジョウ・コイ・フナ・ハゼ・エビ・クロダイ・アユ・ウグイ

（ハヤ）・オイカワ（ヤマベ）を挙げている（154pp）。

実谷は、古文書で｢十谷｣と書かれたものもあり、

北から数えて10番目にあたるから、この名が出たとの説もある。

御宿町歴史民俗資料館(電話0470−68−4311/月曜･土曜の午後

･祝日休館)は、ＪＲ外房線御宿駅より徒歩３分。

農具･漁具･海女関係資料や、教科書のコレクションで有数の

五倫文庫がある。

五倫文庫は、1892(明治25)年御宿小学校の校長であった

伊藤鬼一郎氏が初等教育教科書を収集したことに始まり、

現在の蔵書数は外国７０ケ国の教科書を含めて32,000冊という。